T.Biography

1920年 7月29日   0歳 ドレスデンに生まれる.
1935年 15歳 ドレスデンシュターツカペレ音楽院入学.
1945年 25歳 手を戦争で負傷しピアニストを断念.
1946年 26歳 ロシュトック国民歌劇場にて指揮者と.してデビュー .
1949年 29歳 ライプツィヒ放送合唱団の指揮者に就任.
1653年 33歳 ライプツィヒ放送交響楽団の第2指揮者に就任.
1958年 38歳 ライプツィヒ放送交響楽団の第1指揮者に就任.
1960年 40歳 ライプツィヒ放送交響楽団の主席指揮者に就任.
1965年 45歳 ソプラノ歌手カサピエトラと結婚.
1970年 50歳 息子ビョルン誕生.
1977年 57歳 ドレスデン・フィルハーモニー主席指揮者に就任.
1978年 58歳 ライプツィヒ放送交響楽団の主席指揮者を引退.
1984年 64歳 再婚
1985年 65歳 ドレスデン・フィルハーモニー主席指揮者を引退.
1990年11月20日 70歳 自らのこめかみに拳銃を押し当て,幕を閉じる.

2人目のwife(Celestina Casapietra)はイタリアの歌手.

自殺の原因ですが,1989年東ドイツの崩壊とともに,

1. 仕事が激減した

2. ベルリンに住む最愛の息子の足が遠のいた

3. 病気になった

4. 資金不足のため,彼の伝記の出版が中止となった

以上のような状況下に置かれた彼は翌年自らの幕を閉じました.

最近やっとケーゲル伝記が出版されました.生前に出版されていればと残念です.

息子のビョルン・カサピエトラは現在ドイツでミュージカル歌手・俳優として活躍しています.

 

U.Discography

最近になりWEITBUCK社より1970年代以降を中心に新たなリリースが始まりました.今後も未発売ソースのリリースが予定されているそうですので期待できます.

★★★★★

Albinoni

アダージョ

ドレスデン・フィル

CD15642

1986 / 1987(ステレオ:音質は良好)

Kegelのアルビノーニのアダージョが収録された幻のLaserLight盤.

言い古されていますがこの演奏の暗さは尋常ではありません.

★★★★★

Albinoni

アダージョ

ドレスデン・フィル

CD15673

1986 / 1987(ステレオ:音質は良好)

上記(CD15642)と同じ演奏.

柏のスーパーでカラオケCDに混じって売られていたのをゲット.

★★★★★

Albinoni

アダージョ

ドレスデン・フィル

49 315-322

1982 - 1987(ステレオ:音質は良好)

8枚の Box Set です.他の音源は既出ですがオムニバス盤が欲しくて購入.オムニバス盤の構成はAlbinoni:アダージョ / Gluck:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」精霊の踊り / Grieg:2つの悲しき旋律 / Wolf-Ferrari:歌劇「4人の田舎者」間奏曲 / Sibelius:悲しきワルツ / Glinka:歌劇「ルスランとリュドミーラ」序曲 / Mussorgsky:歌劇「ノートル・ダム」第4幕〜第2場より / Schmidt:歌劇「ノートル・ダム」間奏曲 / Leoncavallo:歌劇「道化師」間奏曲 / Falla:「恋は魔術師」火祭りの踊り / Elgar:威風堂々 第1番 / Strawinski:サーカス・ポルカです.

★★★★

Bach

ミサ曲ロ短調

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0138/139-2

1975年09月16日年録音(ステレオ:音質は良好)

未亡人の強い希望によりCD化が実現したそうですが,予約後手元に届くまでに11カ月を要しました.奇をてらったところがなく, 正統派の演奏ですが,金管の鳴らし方や力強い合唱は Kege lならではです.

★★★★

Bach

音楽の捧げ物

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0025-2

年録音(ステレオ:音質は良好)

Dessau 編曲による王の主題による5つのカノンや Webern 編曲による6声のリチェルカーレが演奏され,合唱も登場するKegelならではのBachです.

Bartok / Janacek

弦楽器,打楽器とチェレスタのための音楽

グラゴル・ミサ

ライプツィヒ放送交響楽団

DLCA-7026

1954年09月02日 / 1959年09月20日録音(モノラル:音質は良好)

いずれもKegelとしては初出の曲目ですが,鋭い切り口のKegel節を堪能できます.

Bartok

カンタータ・プロファーナ

管弦楽のための協奏曲

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0025-2

1972年録音(ステレオ:音質は良好)

遅めのテンポの中に厳しさと優しさが混在.

★★★★★

Bartok

ヴィオラ協奏曲

ライプツィヒ放送交響楽団

0031252BC

1967年録音(ステレオ:音質は良好)

現代音楽はよくわかりませんが尋常でないことは伝わってきます.

カップリングはHindemithの「葬送音楽」とMeyerの「ポエム」です.

★★★

Beethoven

交響曲第1番/第3番

ドレスデン・フィル

14 256

1982 / 1983(ステレオ:音質は良好)

Kegelらしからぬ正統派の演奏.逆にオーソドックスすぎてやや不満.

★★★

Beethoven

交響曲第2番/第7番

ドレスデン・フィル

14 257

1982 / 1983(ステレオ:音質は良好)

第7番は遅めのテンポで始まり,最終楽章になりやっとテンポが上がるものの全体には控えめの演奏.第2番の方が演奏に切れがあります.

★★★★

Beethoven

交響曲第4番/第5番

ドレスデン・フィル

14 258

1982 / 1983(ステレオ:音質は良好)

第4番,第5番ともに気力の充実したKegelを聴くことができます.

★★★

Beethoven

交響曲第6番/第8番

ドレスデン・フィル

14 259

1982 / 1983(ステレオ:音質は良好)

第6盤は意外に特徴のない演奏ですが,第8盤は爽快感あふれる名演です.

★★★

Beethoven

交響曲第9番

ドレスデン・フィル

14 260

1982 / 1983(ステレオ:音質は良好)

透明感あふれる演奏ですが所々に空しさが顔を出します.テンポは結構変動しますが,不自然さは感じさせません.

★★★★

Beethoven

交響曲第2番/第5番

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0027-2

1989年10月18日録音 (ステレオ:音質は良好)

ドレスデン・フィル盤に比べ,さらに深みが増しています.特に第2盤は切れと美しさの対比が絶妙.

★★★★

Beethoven

交響曲第3番/ 第8番

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0051-2

1975年9月2日 / 1974年5月14日録音(ステレオ:ライブながら音質は良好)

★★★

Beethoven

交響曲第3番 /

ピアノ協奏曲 第3番

ライプツィヒ放送交響楽団

 

★★★★★

Beethoven / Shostakovich

交響曲第7番 /

ヴァイオリン協奏曲 第2番

シュターツカペレ・ドレスデン

SSS0058-2

1969年9月16日- 20日(ステレオ:スタジオ録音)/ 1969年10月10日録音(モノラル:ライブながら音質は良好)

珍しくシュターツカペレ・ドレスデンとのベートーヴェンです.第3楽章まではシュターツカペレ・ドレスデンの重厚で美しい音色を前面に押し出し,やや抑え気味な演奏ですが,第4楽章になると,かのシェルヘン盤をしのぐ強烈なリズムと迫力で押し切ります.これこそリズムの神化.

★★★★

Beethoven / Haydn

交響曲第7番

序曲「レオノーレ」第2番 /

交響曲第4番

ライプツィヒ放送交響楽団

DLCA-7025

1960年9月20日 /  1958年3月22日 /  1959年7月3日録音(モノラル:ライブ録音で音質はまずまず)

切れ味鋭いベートーヴェンに対して,悲哀を帯びたハイドンはKegelの真骨頂

★★★★

Beethoven

交響曲第9番

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0066-2

1987年7月31日(ステレオ:ライブながら音質は良好)

晩年の録音で,諦観がにじみ出たような演奏です.この曲に否定的であったKegelが作り出した音楽は,歓喜の歌ではなくミサ曲のような厳粛なものです.

★★★★

Beethoven

交響曲第9番

ライプツィヒ放送交響楽団

 

★★★★

Beethoven

交響曲第5番

ドレスデン・フィル

ALT56

1989年10月18日録音(ステレオ:音質は良好)

サントリーホールでの実況録音です.カップリングのG線上のアリアの美しさと優しさ,消え入るような儚さは翌年命を絶つ自身への鎮魂歌?CDでは拍手はカットされていますが,観衆がこの曲を聴いた後,どのような反応を示したのか興味があります.

カップリング:バッハ/G線上のアリア

★★★★

Beethoven

交響曲第6番

エグモント序曲

ドレスデン・フィル

ALT55

1989年10月18日録音(ステレオ:音質は良好)

ALT56と同日のライブ盤ですが,この夜のKegelは尋常ではありません.一音ずつかみしめるような演奏で,そこには歓喜も怒りもなく,諦観が支配しているように思えます. 観客のブラヴォーが情けない.

★★★★

Beethoven

ミサ・ソレムニス

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0067-2

1987年12月30-31日録音(ステレオ:ライブながら音質は良好)

格調高い,正統派の Beethoven です.同時期に録音された第9番(SSS0066-2)とは対照的に肯定的な演奏です.

★★★

Beethoven

ピアノ協奏曲第4番

ピアノ協奏曲第5番

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0068-2

1978年6月6日 / 1971年5月1日録音(ステレオ:ライブながら音質は良好)

ピアノはKegelと同じドレスデン生まれのハンス・リヒター・ハーザー担当.

★★★★

Beethoven

序曲「コリオラン」

序曲「レオノーレ」第2番

ドレスデン・フィル

10914

録音年月日は不明(ステレオ:音質は良好)

序曲「コリオラン」,序曲「レオノーレ」第2番が単品では入手できず5CD-Setで購入. 共にKegelならではの緊張感あふれる演奏ですが,どこか諦観にも似た切なさが漂います,この他に,交響曲第3番「英雄」と合唱幻想曲がKegel の演奏で収録されています.Disc 5に収録されているSzekelyの月光はトンデモ演奏ですが,聴いているとなぜか馴染んできます.

 

★★★★

Beethoven

三重協奏曲
合唱幻想曲

ドレスデン・フィル

C10150

1986年07月01-03 / 1985年12月10-11日(ステレオ:音質は良好)

Kegelらしくメリハリの効いた演奏です.

Berg

ヴァイオリン協奏曲

ドレスデン・フィル

0002752CCC

1983年録音 (ステレオ:音質は良好)

ヴァイオリンはシェルツァーが担当.「ヴォツェック断章」と「ルルよりアダージョ」がカップリングされています.8枚セットで他の7枚は既出ですが,Schoenbergの「ワルシャワの生き残り」が収録されています.

Berg

歌劇「ヴォツェック」

ライプツィヒ放送交響楽団

0020682BC

1973年4月9日録音 (ステレオ: ライブながら音質は良好)

★★★★★

Berlioz

幻想交響曲

ドレスデン・フィル

Sample disc

1984年1月24-27日/3月10日(ステレオ:音質は良好)

第5楽章の鐘の音だけでもこの演奏が尋常でないことがわかります.

★★★★★

Bizet

アルルの女

子供の遊び

カルメン前奏曲

ドレスデン・フィル

0093782BC

1986年9月録音 (ステレオ:音質は良好)

宇野功芳氏絶賛の Rogner 盤も真っ青の壮絶な名演.

★★★★★

Bizet

カルメン

ライプツィヒ放送交響楽団

0091072BC

1960年1月&3月録音(ステレオ:音質は良好)

重厚なドイツ風カルメン.

★★★★★

Bizet

カルメン

ライプツィヒ放送交響楽団

0060-2

1960年1月&3月録音(ステレオ:音質は良好)

上記のカルメンの抜粋版です.

★★★★

Blacher

管絃楽のための協奏音楽

パガニーニの主題による変奏曲

ピアノ協奏曲第2番

ドレスデン・フィル

0090152BC

1980年4月録音(ステレオ:音質は良好)

リズムを強調した硬質のBoris  (1903-1975) の音楽に切れ味鋭いKegelの演奏と,聴き応えのたる1枚です.ピアノはBlacherの妻であるHerzogが担当しています.

Blacher

 オラトリオ「大審問官」

ライプツィヒ放送交響楽団

0093782BC

1986年5月録音(ステレオ:音質は良好)

エストニア出身のBorisはKegelの作曲技法の師匠でもあり,石井眞木も弟子の一人です.

★★★★★

Brahms/Haydn

交響曲第1番

交響曲第81番

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0022-2

あっさりとしたハイドンの後に,重々しいブラームスが.巨匠というに相応しい堂々とした演奏ですが,どこかやるせなさが.第4楽章はやはりKegel.

カップリング

ハイドン/交響曲第81番(1986年9月30日録音  ステレオ:音質は良好)

 

1973年3月27日 録音(ステレオ:音質は良好)

 

★★★

Brahms

交響曲第1番

ライプツィヒ放送交響楽団

ODCL1008-2

1961年9月28,29日録音(モノラル:音質やや粗い)

重々しいBrahms はついに第4楽章で悲しみを堪えながら疾走.

★★★★★

Brahms

交響曲第2番

ハイドンの主題による変奏曲

ライプツィヒ放送交響楽団

ODCL1009-2

1971年11月23日/1961年12月2日 (ステレオ/モノラル:音質はまずまず)

第4楽章で大爆発.ブラ2の価値観が変わる1枚.

★★★★

Brahms

交響曲第4番

ライプツィヒ放送交響楽団

ODCL1010-2

1962年2月5日録音(モノラル:音質はまずまず)

シューリヒトに匹敵する名演奏.メリハリのある正統派の演奏.

★★★

Brahms / Wagner

交響曲4番 /

パルシファル前奏曲

NHK交響楽団

KICC 3059

1983年9月30日 (ステレオ:ライブながら音質は良好)

N響との最後の共演であり,N響も Kegel のテンポの揺れに慣れたせいか何とかついていっています.

★★★★★

Brahms

ドイツレクイエム

ライプツィヒ放送交響楽団

C10095

1985年10月02-04,09-11日 (ステレオ:音質は良好)

緊張感あふれた美しい演奏ですが,畳み掛ける迫力はいつもの Kegel です.静と動のバランスが絶妙な演奏です.

★★★★

Brahms

ドイツレクイエム

NHK交響楽団

KICC 3060

1983年9月28日 (ステレオ:音質は良好)

ライプツィヒ放送交響楽団との演奏と比較するとやや抑え気味ですが,透明感のある美しい演奏で,N響も合唱団も大健闘です.

★★★★

Brahms

ピアノ協奏曲第2番

4つのピアノ小品

ドレスデン・フィル

COCO-70536

1979年9月10-13日 (ステレオ:音質は良好)

ピアノはアンネローゼ・シュミットが担当. もともと硬質なタッチのピアニストですが,Kegelの重厚なサポートにより強靭な作品に仕上がっています.

★★★

Brahms

ヴァイオリン協奏曲

運命の歌

ライプツィヒ放送交響楽団

ODCL1011-2

1961年11月14日/1951年9月10日(モノラル:音質はまずまず)

ヴァイオリンはガライが担当.

Britten

戦争レクイエム

ドレスデン・フィル

TKCC-15165

1980年録音(ステレオ:音質は良好)

カップリング

ペンデレッキ/広島の犠牲者に捧げる哀歌ベルク/ヴァイオリン協奏曲

Britten

イリュミナシオン

セレナード

ライプツィヒ放送交響楽団

TKCC-15165

1967年11月3日(ステレオ:音質は良好)

イリュミナシオン はフランスの詩人アルチュール・ランボーの詩に曲をつけたものであり,セレナードはホルン奏者デニス・ブレインのために書かれた曲です.

★★★

Bruckner

交響曲第3番

ライプツィヒ放送交響楽団

ODCL1012

1978年6月6日(ステレオ:ライブながら音質はまずまず)

特に前半の流れが悪くシューリヒト版に軍配.

★★★★★

Bruckner

交響曲第3番

ゲヴァントハウス管弦楽団

SSS0042-2

1986年3月20日(ステレオ:ライブながら音質は良好)

この曲の代表的な名演奏といえるのでは.ゲヴァントハウスを指揮するのは珍しいのですが,クルト・マズアとの格の違いを見せつけられます.オーケストラも立派ですが,それ以上に悠々自適の指揮ぶりが印象的です.

★★★★

Bruckner

交響曲第4番

ライプツィヒ放送交響楽団

ODCL1014

1960年4月3日(モノラル:ライブながら音質はまずまず)

演奏は粗いが迫力では1971年( ODCL1015 )以上.

★★★★

Bruckner

交響曲第4番

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0031-2

1960年11月11日(モノラル:音質は良好)

スタジオ録音で基本的にはODCL1014と同じ.

★★★★★

Bruckner

交響曲第4番

ライプツィヒ放送交響楽団

ODCL1015

1971年9月21日(ステレオ:ライブながら音質は良好)

ギーレンに匹敵する名演奏.

★★★★★

Bruckner

交響曲第5番

ライプツィヒ放送交響楽団

ODCL1016

1977年6月6日(ステレオ:ライブながら音質はまずまず)

怒涛の第3楽章,男Kegelここに在り.

★★★★★

Bruckner

交響曲第6番

ライプツィヒ放送交響楽団

ODCL1017

1972年12月12日(ステレオ:ライブながら音質はまずまず)

炸裂する金管,美しい弦.Kegelと6番は相性が良いのでは.

★★★

Bruckner

交響曲第7番

ライプツィヒ放送交響楽団

ODCL1018

1961年3月9日(モノラル:ライブながら音質はまずまず)

迷いながらの演奏か?Kegelがお好きな方にはお勧め.

★★★★

Bruckner

交響曲第7番

ライプツィヒ放送交響楽団

ODCL1019

1971年3月17-28日(ステレオ:音質は良好)

Albinoni のアダージョに繫がる虚しさが漂う悲しすぎるBruckner.

小生の告別式にはシューリヒトの第2楽章を流すように言っておかねば.

★★★★★

Bruckner

交響曲第8番

ライプツィヒ放送交響楽団

PILZ 442063-2

1975年3月13-19日?(ステレオ:音質は良好)

ティンパニーの強打,金管の炸裂にも拘らずどこか醒めたBruckner.

★★★★★

Bruckner

交響曲第8番

ライプツィヒ放送交響楽団

ARI 110

1970年(ステレオ:音質は良好)

ソースはPILZ盤と同じようです.

カップリング

Theodorakis:交響曲第7番(1987年 ステレオ:音質は良好)

★★★★★

Bruckner

交響曲第8番

ライプツィヒ放送交響楽団

ODCL1020

1975年3月11日(ステレオ:ライブながら音質はまずまず)

Pilz盤のような荒々しさはなく,強さと美しさが混在したBruckner.

★★★★

Bruckner

交響曲第9番

ライプツィヒ放送交響楽団

ODCL1021

1969年4月1日(ステレオ:ライブながら音質は良好)

異常なまでの緊張感漂う演奏.

★★★★

Bruckner

交響曲第9番

ライプツィヒ放送交響楽団

ODCL1022

1975年12月16日(ステレオ:ライブながら音質はまずまず)

正統派の名演.

★★★

Bruckner

交響曲第9番

東京都交響楽団

TBRCD0033-2

1985年06月20日(ステレオ:音質 良好)

ケーゲルの演奏としては割と淡白で,演奏時間も現存する3種の同曲の録音中最短ですが,さほど疾走感はありません.音楽とは関係ありませんが,盤面の文字が強くこすると消えてしまうのは,いかがなものでしょうか.

★★★★

Bruckner / Schubert

テ・デウム

ミサ曲第2番

ライプツィヒ放送交響楽団

PILZ 442065-2

1979年4月3日(ステレオ: ライブながら音質はまずまず)

.

Dessau

歌劇「ルクルスの審問」

ライプツィヒ放送交響楽団

 

Dessau

管弦楽曲第2番「嵐の海」

ライプツィヒ放送交響楽団

0021822BC

1967年11月  (ステレオ:音質は良好)

Dessau本人による「ベルトルト・ブレヒトの思い出に」と「バッハ変奏曲」が収録されています.

Dessau

ピアノ作品集

ドレスデン・フィル

00918128BC

1979年1月-2月  (ステレオ:音質は良好)

ピアノはStockigtが担当しています.なお,Dessau はKegelの作曲技法の師匠でもあります.

Dittrich

オラトリオ「エングフュールング」

ドレスデン・フィル

0013052BC

1988年5月5-8日  (ステレオ:音質は良好)

★★★★

Dvorak / Janacek

交響曲第9番

シンフォニエッタ

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0024-2

1967年11月14日 / 1972年9月29日(モノラル / ステレオ:音質は良好)

Dvorak は残念ながらモノラルですが音質は良好です.メリハリのある重厚な新世界ですが,同じく爆演系のSilvestri の演奏と比べると希望がみえません.

★★★

Eisler

5つの管弦楽曲

ライプツィヒ放送交響楽団

442076-2

録音年月日は不明(ステレオ:音質は良好)

怪しげなPILZが企画した「作曲家の肖像」シリーズ物です.東ドイツの国歌「廃墟からの復活」の作曲者である Hanns Eisler の作品集で,Kegel も5つの管弦楽曲を演奏しています.

★★★★

Elgar

「威風堂々」より行進曲第1番

ドレスデン・フィル

CD15668

1986 / 1987(ステレオ:音質は良好)

テンポの揺れは激しく,強調された打楽器,炸裂する金管は Kegel ならでは.異風堂々?

★★★★

Gershwin

ラプソディー・イン・ブルー

パリのアメリカ人

ライプツィヒ放送交響楽団

MORGANS-001(CD-R)

録音年月日は不明(ステレオ:音質はまずまず)

スイスの放送局が放出した放送用ホワイトラベルLPを音源としているためか,音質は悪くありませんが,ノイズが結構入ります.演奏は切れ味鋭い,Kegel風シンフォニック・ジャスです.

★★★★

Gershwin

Mussorgsky

ポギーとベス 組曲
ラプソディー・イン・ブルー

展覧会の絵

ライプツィヒ放送交響楽団

DLCA-7027

1956年2月1日 / 1954年3月18日 / 1959年5月28日(モノラル:音質は良好)

Gershwin はKegel33歳の演奏ですが,ライナーノートにあるように,爆発的な情熱と濃密な抒情性が入り乱れたKegel節がすでにみられます.

★★★★

Glinka

歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲

ドレスデン・フィル

CD15672

1986 / 1987(ステレオ:音質は良好)

爽快な正統派の演奏.

★★★★

Gounod

歌劇「マルガレーテ(ファウスト)」

ライプツィヒ放送交響楽団

BC 2034-2

録音年月日は不明(ステレオ:音質は良好)

ドイツ語のせいか,Kegelらしい歯切れのよさが際立つ演奏です.なお,ドイツではゲーテの原作から離れているという理由で「マルガレーテ」と呼ばれています.

★★★★

Grieg

2つの悲しい旋律

ドレスデン・フィル

CD15675

1986 / 1987(ステレオ:音質は良好)

美しい透明感のある演奏.

Hartmann

交響曲第8番

ライプツィヒ放送交響楽団

0090482BC

1971年1月(ステレオ:音質は良好)

カップリングはHerbigによる交響曲第5番と6番.

Haydn

四季

ライプツィヒ放送交響楽団

UCD16661/16662

録音年月日は不明(ステレオ:音質は良好)

Hindemith

交響曲「画家マチス」

組曲「いとも気高き幻想」

ドレスデン・フィル

TKCC-70675

1980年3月24-26日/6月11-13日 (ステレオ:音質は良好)

Hindemith

交響曲「世界の調和」

ピッツバーグ交響曲

ドレスデン・フィル

0093912BC

1984年11月/1985年8月/録音 (ステレオ:音質は良好)

Hindemith

白鳥の肉を焼く男

ライプツィヒ放送交響楽団

0030412C

1970年録音(ステレオ:音質は良好)

カップリングは Bongartz による「いとも気高き幻想」と Suitner による「ウェーバーの主題による交響的変容」です.

★★★★

Liszt / Ravel

ハンガリー狂詩曲第2番

ダフニスとクロエ組曲第2番

ライプツィヒ放送交響楽団

DLCA-7082

1955年06月24日-1959年12月15日録音(モノラル:音質やや粗い)

小曲集の寄せ集めです.全体に速めのテンポで演奏されていますが,ハンガリー狂詩曲は遅めのテンポから始まり徐々に加速し,最後は何とピアノが登場.

他に,ワルトトイフェルの「スケーターズ・ワルツ」,グラズノフの「コンサート・ワルツ」,ドリーブの「コッペリア」,ドビュッシーの「小組曲 」が収録されています.

★★★★

Mahler

交響曲第1番

ドレスデン・フィル

TKCC-15101

1979年11月5-8日(ステレオ:音質は良好)

Kegelにしては明るめの爽やかなマーラー.思わず逆読み?

★★★★★

Mahler

交響曲第1番

ドレスデン・フィル

SSS0063

1981年2月25日(ステレオ:やや篭り気味)

同じドレスデン・フィル とのスタジオ盤とは全く趣が異なった演奏.マーラーとKegelの陰の部分が強調され,篭りがちな録音が拍車をかけます.

★★★★★

Mahler

交響曲第1番

交響曲第2番

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0030-2

1978年5月9日/1975年4月15日 (ステレオ:ライブながら音質は良好)

1番はスタジオ盤とうって変わって緊張感の中にも哀愁を帯びた山あり谷ありの名演奏.2番はKegelの真骨頂.出だしから尋常ではない演奏を予感させます.1番,2番ともにKegel節炸裂.

★★★★★

Mahler

交響曲第3番

ドレスデン・フィル

SSS0029-2

長い曲をさらにじっくり歌い上げます.ドレスデン・フィルをしっかり統率しています.

1984年3月25日(ステレオ:ライブながら音質は良好)

Mahler

交響曲第4番

ライプツィヒ放送交響楽団

TKCC-15104

1976年,1977年,1978年(ステレオ:音質は良好)

★★★★

Mahler

交響曲第7番「夜の歌」

東京都交響楽団

TBRCD0003-2

1985年6月25日(ステレオ:ライブながら音質は良好)

妖しげな第4楽章の後,最終楽章では冒頭から疾走.東京都交響楽団がこんなに凄いオケとは思いませんでした.

★★★★★

Mahler

大地の歌

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0052-2

1977年4月5日(ステレオ:ライブながら音質は良好)

冒頭から全力投球です. 大きく揺れるテンポに,喜怒哀楽が入り混じりながら最終楽章へ.第6楽章の諦観が漂う演奏はKegelならでは.

★★★★★

Mahler

嘆きの歌

ライプツィヒ放送交響楽団

TH081

1980年(ステレオ:ライブながら音質は良好 )

 

★★★★

Mendelssohn

ピアノ協奏曲

ライプツィヒ放送交響楽団

0030892BC

1975年(ステレオ:音質は良好)

ピアノはシュテキヒト.切れ味鋭い演奏.

カップリングはヴァイオリン協奏曲ニ短調 (指揮はコッホ).

 

Mendelssohn

ピアノ協奏曲 1番

ピアノ協奏曲 2番

ライプツィヒ放送交響楽団

0149002BC

1973年(ステレオ:音質は良好)

ピアノはゲオルギュー.切れ味鋭い演奏.

カップリングは2台のピアノのための協秦曲イ長調 (指揮は レーグナー).

★★★★★

Mozart

交響曲第40番

ピアノ協奏曲第22番

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0026-2

1987年(ステレオ:音質は良好)

変幻自在の第3楽章は圧巻.

カップリングのピアノ協奏曲題22番 のピアノはハイドシェック .

★★★★

Mozart/Brahms

交響曲第40番

交響曲第2番

ライプツィヒ放送交響楽団

PILZ 2064-2

録音年月日は不明(ステレオ:音質は良好)

Mozart は一見正統派の演奏.

Brahms はODCL1009-2と比べてやや生ぬるい.

★★★★

Mozart

アヴェ・ヴェルム・コルプス

ドレスデン・フィル

TKCC 15112

録音年月日は不明(ステレオ:音質は良好)

他にGluckの清らかな精霊たちの踊り,Mendelssohnの歌の翼に,Khatachaturianの「仮面舞踏会」からのワルツとギャロップが収録されています.

★★★★

Mozart

ミサ曲 K.66

ミサ・ブレヴィス K.49

ライプツィヒ放送交響楽団

464869-2

録音年月日 (ステレオ:音質は良好)

★★★★

Mozart

ミサ曲 K.167

ミサ・ブレヴィス K.140

ミサ・ブレヴィス K.65

ライプツィヒ放送交響楽団

464871-2

録音年月日 (ステレオ:音質は良好)

★★★★

Mozart

ミサ曲 K.337

 ミサ・ブレヴィス K.194

ミサ・ブレヴィス K.275

ライプツィヒ放送交響楽団

464872-2

録音年月日 (ステレオ:音質は良好)

★★★★

Mozart

ミサ曲 K.139

ミサ・ブレヴィス K.259

ライプツィヒ放送交響楽団

464873-2

録音年月日 (ステレオ:音質は良好)

★★★★

Mozart

ミサ・ブレヴィス K.192

 ミサ曲 K.257

ライプツィヒ放送交響楽団

464874-2

録音年月日 (ステレオ:音質は良好)

ミサ曲はコリン・デイヴィスが演奏しています.

★★★★

Mozart

ミサ・ブレヴィス K.258

ミサ曲 K.262

ドレスデン・フィル

464876-2

録音年月日 (ステレオ:音質は良好)

★★★★

Mozart

リタニア K.109

リタニア K.243

 ヴェスペレ K.321

ライプツィヒ放送交響楽団

 

464882-2

録音年月日 (ステレオ:音質は良好)

★★★★

Mozart

リタニア K.125

リタニア K.195

 ディクシットとマニカフィカト K.193

ライプツィヒ放送交響楽団

464883-2

録音年月日 (ステレオ:音質は良好)

★★★★

Mozart

K.20 / K.33 / K.34

K.44 / K.47 / K.72

 K.85 / K.86 / K.90

K.91 / K.108 / K.117

ライプツィヒ放送交響楽団

464885-2

録音年月日 (ステレオ:音質は良好)

★★★★

Mozart

K.127 / K.141 / K.143

K.198 / K.222 / K.260

 K.273 / K.276 / K.277

K.322 / K.323

ライプツィヒ放送交響楽団

464886-2

録音年月日 (ステレオ:音質は良好)

★★★★

 

Mozart

Strawinsky

レクイエム K.626

バレエ・カンタータ「結婚」

ライプツィヒ放送交響楽団

DLCA-7029

1955年10月05日/1956年12月03日 (モノラル:音質はまずまず )

テンポはゆっくりめですが,緊張感に満ちているレクイエムです.

★★★★★

Mussorgsky

Borodin

展覧会の絵

だったん人の踊り

ライプツィヒ放送交響楽団

ドレスデン・フィル

0030052BC

1968年/1970年(ステレオ:音質は良好)

プロムナードからKegel節.ビドロ,サミュエルの切れ味はKegelならでは.

★★

Mussorgsky

Weber

展覧会の絵/

歌劇「魔弾の射手」序曲

NHK交響楽団

KICC 3059

1980年9月12日/1980年9月18日 (ステレオ:音質は良好)

Kegelの切れ味は相変わらずですが,オケが.

 

Mussorgsky

歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」

ドレスデン・シュターツカペレル

0032622BC

1970年(ステレオ:音質は良好)

Nono

力と光の波のように

墓碑銘 第1番/第3番

ライプツィヒ放送交響楽団

0021412BC

1976年7月/1977年1月(ステレオ:音質は良好)

NonoがKegelに演奏を依頼したといわれる作品集ですが,Pink FloydのEchoesを髣髴させます.Nonoの妻のヌリアはアルノルト・シェーンベルクの娘です.

★★★★★

Orff

カルミナ・ブラーナ

ライプツィヒ放送交響楽団

0031202BC

1960年(ステレオ:音質は良好)

やってくれました.最強のカルミナ・ブラーナです.

★★★★

Orff

トリオンフィ三部作

ライプツィヒ放送交響楽団

BC2047-2

1974年10-11月/1971年9月/1975年6月(ステレオ:音質は良好)

迫力では1960年版か.

★★★★

Orff

賢い女

ライプツィヒ放送交響楽団

0094322BC

1976-1980年(ステレオ:音質は良好)

カルミナ・ブラーナほどの迫力はありませんが随所にKegelらしさが出ています.

★★★★

Orff

ライプツィヒ放送交響楽団

0094312BC

1970年(ステレオ:音質は良好)

賢い女と同じくグリム童話原作のオペラですが,メルヘンが入り込む余地はありません.

Prokofiev

3つのオレンジの恋

ライプツィヒ放送交響楽団

0031452BC

1963年(ステレオ:音質は良好)

カップリングはバルトークの「ヴァイオリン協奏曲第2番」です.

Prokofiev

歌劇「修道院での婚約」

ライプツィヒ放送交響楽団

0020812BC

1971年6月11日(ステレオ:音質は良好)

★★★★

Prokofiev

ピーターと狼

ドレスデン・シュターツカペレ

COCQ-84443

1971年6月22日-23日 (ステレオ:音質は 優秀)

カップリング

ブリテン/青少年のための管弦楽入門

このようなクラシック入門用の作品でもKegelは手を抜きません.

★★★★

Puccini

歌劇「ジャンニ・スキッキ」

ライプツィヒ放送交響楽団

0020882BC

録音年月日は不明(ステレオ:音質は良好)

Kegelらしい緊張感に満ちた演奏ですが,歌手陣もオケに負けじと大活躍.Pucciniらしからぬ迫力に満ちた歌劇に仕上がっています.

Raphael

スメタナ組曲

ベルリン放送交響楽団

VKJK1221

1955年4月5日(ステレオ:音質は まずまず)

「スメタナ組曲」以外は,バレエ組曲「ヤボナー」はストコフスキー,シンフォニア・ブレーヴェはシューリヒト,動物学はラインハルトと,豪華な演奏陣です.

★★★

Ravel

ボレロ/ピアノ協奏曲ト長調

ダフニスとクロエ組曲第2番

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0041-2

1985年3月27-28日/1974年3月27-28日/1985年9月20日

(ステレオ:音質は良好)

Kegelのラヴェルは思いがけず端正な演奏です.ビアノはセシル・ウーセが担当しています.ボレロでは金管が少し破綻していますが,ダフニスとクロエは幻想的な美しい演奏です.

★★★

Ravel

歌劇「子供と魔法」

ライプツィヒ放送交響楽団

0091182BC

1970年12月6-7日(ステレオ:音質は良好)

ドイツ語によるラヴェルの歌劇です.内容は荒唐無稽ですが,ボレロ同様端正で透明感のある演奏が印象的です.

Rossini

歌劇「ウィリアム・テル」

ライプツィヒ放送交響楽団

WLCD 0239

1953年(モノラル:音質はまずまず)

 

Schonberg

モーゼとアロン

ライプツィヒ放送交響楽団

0011162BC

1976年/ 1958年 (ステレオ:音質は良好)

Schonberg

グレの歌

ドレスデン・フィル

0090172BC

1986年 (ステレオ:音質は優秀)

★★★★★

Schubert / Schumann

交響曲第8番「未完成」

交響曲第4番

NHK交響楽団

KICC-3056

1980年9月18日/1983年9月21日 (ステレオ:音質は良好)

未完成は他に類をみない壮絶な演奏で,異様に遅いテンポにN響がしっかり呼応しています.未完成に対するイメージが一変する演奏で,再発が望まれます.Schumannは打って変わって,開放的な伸び伸びし過ぎた演奏です.

Schubert

ミサ曲第2番

スターバト・マーテル

ライプツィヒ放送交響楽団

TKCC-15080

1981年6月23-25日/1983年12月13-15日 (ステレオ:音質は良好)

★★★★

Schumann/Brahms

交響曲第4番

交響曲第2番

ドレスデン・フィル

SSS0062-2

1980年10月14日/1988年11月22日 (ステレオ:ライブながら音質は音質は良好)

Kegel 初の Schumann ですが,めりはりのあるロマンティシズムにあふれた演奏です.それに対して Brahms は諦観にあふれた演奏です.

Shostakovich

交響曲1番

ライプツィヒ放送交響楽団

0031702BC

1963年(ステレオ:音質は良好)

★★★★★

Shostakovich

交響曲第4番

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0035-2

1969年5月20日(モノラル:ライブながら音質は良好)

切れのいい弦,咆哮する金管,炸裂するティンパニー,最初から最後まで異常に白熱した演奏です.

★★★★

Shostakovich

交響曲第5番/第9番

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0036-2

1986年7月10日/1978年9月5日(ステレオ:ライブながら音質は良好)

第9盤は歯切れの良い演奏ですが,第5盤は重々しい第1楽章から始まり徐々にヒートアップ.最後は鐘の音とともに終わる問題作です.

★★★★

Shostakovich

交響曲第6番/第14番

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0037-2

1973年9月25日/1972年3月28日(ステレオ:ライブながら音質は良好 )

第6番の第1楽章は控えめですが,第2楽章,第3楽章と指揮者もオケも疾走します.これだけの演奏を聴きながらおざなりの拍手は何故?

★★★★

Shostakovich

交響曲第11番

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0038-2

1958年4月24日(モノラル:ライブながら音質は良好)

この曲の世界初演より1年も経ていない時期の演奏ですが,すでに完成された感のある演奏です.速目のテンポでいつもの切れの良い演奏は健在です.

★★★★★

Shostakovich

交響曲第15番

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0039-2

1972年7月11日(ステレオ:ライブながら音質は良好)

第1楽章のウィリアムテルからすでに尋常な雰囲気ではありません.第4楽章はBruckner の第9番第3楽章を思い出させますが,Bruckner の音楽が絶望の後に希望が見えるのに対して,ここには救いがありません.

★★★

Shostakovich

Wagner

交響曲 第5番

ニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲

NHK交響楽団

KICC 3058

1980年9月6日(ステレオ:ライブながら音質は良好)

Wagnerは正統派の演奏ですが,Shostakovichは後半Kegelらしさが顔を覗かせます.

Shostakovich

交響曲第7番

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0028-2

1972年5月26日(ステレオ:ライブながら音質は良好)

★★★★★

Shostakovich

交響曲第9番

ライプツィヒ放送交響楽団

THO42

1972年09月29日(ステレオ:ライブながら音質は良好 )

海賊盤ですが音質は良好です.6年後の演奏に比べると,さらに歯切れの良い演奏です.

カップリングはDallapiccolaの「囚われ人の歌」とFortnerの「後世のため」にです.

★★★★

Shostakovich

ステパン・ラージンの処刑

ライプツィヒ放送交響楽団

PROC-1152

1967年11月(ステレオ:ライブながら音質は良好 )

カップリングの交響曲第12礬は,伝説の指揮者ドゥリアンによる爆演です.

★★★★

Sibelius

交響曲第4番

ライプツィヒ放送交響楽団

00314332BC

1969年(ステレオ:音質は良好)

北欧ではなく北極を偲ばせるシベリウス.

★★★★

Sibelius

交響曲第4番/交響曲第1番

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0061-2

1969年03月04日/1982年04月06日(ステレオ: ライブながら音質は音質はまずまず)

第4番は基本的にスタジオ録音盤(00314332BC)と同様の演奏ですが,緊張感は更に高まっています.

★★★★★

Strauss

喜歌劇「こうもり」序曲 / 美しく青きドナウ / ワルツ「うわごと」 / ラデツキー行進曲

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0146-2

1968年5月14日 - 1975年9月2日(ステレオ:ライブながら音質は良好)

とても踊る雰囲気のシュトラウスではありません.ウェーバーの「舞踏への勧誘」と歌劇「オベロン」序曲,スメタナの交響詩「モルダウ」がカップリングされていますが,特に「モルダウ」が研ぎ澄まされた美しさの圧倒的な名演です.

★★★★

Strauss R

交響詩「ドン・キホーテ」 / 交響詩「死と変容」

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0149-2

1968年5月14日 / 1968年9月9日(ステレオ:ライブながら音質は良好)

「ドン・キホーテ」はジャンドロンとの共演で,比較的オーソドックスな演奏です.一転「死と変容」には切れ味鋭い Kegel らしさが満載です.

Strauss R

歌劇「ナクソス島のアリアドネ」

ライプツィヒ放送交響楽団

WLCD 0231

1954年(モノラル:音質はまずまず)

 

Strawinsky

組曲第1.2番

ダンバートン・オークス

ライプツィヒ放送交響楽団

0031222BC

1978年(ステレオ:音質は良好)

Strawinsky

バレエ組曲「プルチネルラ」

交響詩「うぐいすの歌」

ドレスデン・フィル

TKCC-70678

1981年6月23-25日/1983年12月13-15日 (ステレオ:音質は良好)

Strawinsky

バレエ組曲「カルタ遊び」

ライプツィヒ放送交響楽団

0030352BC

1974年(ステレオ:音質は良好)

カップリング はスウィトナーの「春の祭典」です.

★★★★★

Strawinsky

バレエの情景

バレエ音楽「火の鳥」

バレエ音楽「春の祭典」

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0023-2

1986年9月30日/1969年4月1日/1977年4月19日 (ステレオ:ライブながら音質は良好)

この曲でKegelなら期待しないわけには.Kegelも興奮.

 

★★★

Tschaikowsky

Mozart

ピアノ協奏曲第1番 /

ピアノ協奏曲第21番

ライプツィヒ放送交響楽団

SSS0065-2

1965年3月2日/1960年11月3日(モノラル:ライブながら音質は良好)

ピアノはエミール・ギレリスです.珍しいKegel のチャイコフスキーですが,これはギレリスのピアノを聴くアルバムでしょうか.金管の鳴らし方などはいかにもKegelですが,やや欲求不満気味か.カップリングは,コンヴィチュニーとのモーツァルトです.

★★

Verdi

Otello

ライプツィヒ放送交響楽団

WLCD 0091

1954年(モノラル:音質はまずまず)

放送用としてスタジオ録音されたもので,Kegelの Verdi として貴重なものです. ドイツ語の Verdi ですが,若かりしころの直球勝負のKegelを聴くことができます.

★★★★★

Vivaldi

パッサカリア他

ライプツィヒ放送交響楽団

0093062BC

録音年月日は不明(ステレオ:音質は良好)

異常なまでの緊張感と一寸のすきもみせない Vivaldi.

★★★★

Wagner

Parsifal

ライプツィヒ放送交響楽団

0013482BC

1975年11月1日(ステレオ:ライヴで音質は良好)

コロ,コルト,アダムと独唱者もさることながら,合唱指揮はお手の物.難解なWagnerを爽快に演奏.

Wagner-Regeny

歌劇「カレーの市民」

ライプツィヒ放送交響楽団

00285

1958年3月18日(モノラル:)

Weber

カンタータ「戦争と勝利」

ライプツィヒ放送交響楽団

Forlane-16572

録音年月日は不明

カップリング

歌劇「アブ・ハッサン」(ルードヴィッヒ指揮ベルリン放送交響楽団)

Webern

パッサカリア

弦楽オーケストラのための5章

オーケストラのための6小品/5小品

交響曲

ライプツィヒ放送交響楽団

0090202BC

下のTKCC-15164 と同じ演奏で,Bergが追加されています.

1965年7月/1977年10月26-29日 (ステレオ: 音質は良好)

カップリングはBerg の歌劇「ヴォツェック」より3章歌劇「ルル」よりアダージョ です.

Webern

パッサカリア

弦楽オーケストラのための5章

オーケストラのための6小品/5小品

交響曲

ライプツィヒ放送交響楽団

TKCC-15164

1977年10月26-29日(ステレオ:音質は良好)

Weill

7つの大罪

ライプツィヒ放送交響楽団

BC-20699-2

1966年(ステレオ:音質は良好)

1968年にフランスのディスク大賞を受賞しています.他にベルリン・レクイエム,ハッピー・エンド,歌劇「マハゴニー市の興亡」,3文オペラからの歌曲を収録しています.

個人的な好みの評価であり,作品の評価を示すものではありません.